今日は富士吉田口登山道の馬返しから五合目に行ってきました。
「富士吉田口登山道」は、文化庁選定「歴史の道百選」に選定されています。（山梨県内では他に、「御坂道」と「棒道」が百選に選定されています）(9/25　追記)
此のコースで１０月２２日に一般市民の方を誘って山行きを実施する予定です。
　登って行くと随所に富士講に係る遺跡や説明板が出てきます。これ等を出来るだけ丁寧に写真に収めてきました。
　下の写真は今回の山行きの見所の一つ「女人天上」の写真です。
明治初期まで富士山は女人禁制の山で、女性は二合目の御室浅間神社から上には登れなかったようです。
　今では整備された登山道本道や細尾野林道経由で「女人天上」にいとも簡単に誰もが登れます。
当時はどうだったでしょうか。「女人天上」(遙拝所・御来迎場)がコッソリと設けられていて、多分 御室浅間神社から登山道本道を外れて人目を忍んで裏登山道を登っていったに違いない。

当時の女性の皆さんは「女人天上」で「富士山頂を拝み」「御来光を拝んで」本望を満たしたことでしょう。
　今日は雲が出ていて頂上は確認できませんでした。木が伸びていて見えないかもしれません。見えたとしても頂上の稜線位でしょう。お来光も拝めるかどうか？前方の開けたところを登って行って東側の山中湖辺りが見えれば