2017.05.24 鶏冠山々行
 今年の正月、韮崎市在住の登山ガイドの三上浩文氏に「鶏冠山」の案内をお願いしておきました。
早速、三上氏から「天候も落ち着いているし鶏冠山に登りませんか?」の連絡をいただき、「5/24の鶏冠山々行き」を決行しました。
 あまりチャンスの無い山行きだと思います。自分ひとりだけで登るのも勿体ないので山友に声をかけ「三人ガイド」を三上氏にお願いしました。
 三上氏は三人のハーネスやヘルメットを用意してくれました。「渡渉があるので濡れてもいいズックがあればそれを持って行って下さい」等々事前に準備するものは準備しました。  5月24日 西沢渓谷無料駐車場に集合、午前5時に出発しました。
三上氏いわく、此の時季は14時間行動できる。時間は十分にあります。・・・・等々話をしながらのスタートでした。


 
本日の写真  2017.05.24 二股吊橋からの鶏冠山    .
0.山行きの総括

1.山行きの概要

2.コースタイム

3.鶏冠山地図

4.鶏冠山鳥瞰図

5.鶏冠山断面図

6.写真集(山行き)

7.写真集(山行き:スライド式)




















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 鶏冠山山梨百名山の標柱がある第三岩峰に行くには第三岩峰も含めて高さ10m前後の四つの岩峰を登ります。
第一岩峰、第二岩峰(1,986m)、次に「無名の岩峰」、そして第三岩峰(2020m)の四つです。
 インターネットの百科事典 [Wikipedia]を見ると、鶏冠山は第一岩峰(1,986m)、第二岩峰(2,115m)及び第三岩峰(2,177m)があり、第一岩峰と第二岩峰の中間(標高約2020m地点)に山梨百名山の標柱がある。と解説しています。
 前述の第二岩峰(1,986m)が [Wikipedia]が云う第一岩峰(1,986m)であり、前述の第三岩峰(2020m)が[Wikipedia]の云う第一岩峰と第二岩峰の中間(標高約2020m地点)に該当します。
そして[Wikipedia]の云う第二岩峰(2,115m)及び第三岩峰(2,177m)はもっと高い所を指しています。因みに地図では第二岩峰(2,115m)が「鶏冠山」と表示されています。

 今回は素人には厳しい山なので特別に韮崎市在住の山岳ガイド・三上浩文氏にガイドをお願いしました。
(右をクリックすると三上浩文氏のプログが表示されます。 ⇒ 三上浩文氏のブログ)
故に山行きの安全確保や登山コース、ペース配分等は全く心配なく安心して登山できました。
とは言え山行き核心の岩峰の登り降りには自分なりの困難に出会ったので次項に敢えてピックアップし示します。

 登頂時の「第一岩峰から第三岩峰までの登り」について

 「第一岩峰の登り」は直登しました(右側に迂回路もあります)。足の置き場所と手の捉え所が容易に決められ、三点確保で迷うことなく登攀できました。
続く「第一岩峰山頂側への降り」です。これは何ら問題ありませんでした。
 「第二岩峰の登り」は直登するしか無いらしい。「直登」しました。
最初の1mほどは簡単に登れます。その後、右側に2mほど移動して、右から左上方に登攀していきます。左上方に登攀する時の第一歩目の足の置き場所が中々決められません。時間がかかりました。最終的には納得のいかない曖昧な処に足を置き「鎖」と「腕力」に頼ってよじ登り何とか通過しました。
この後は何ら問題なく登攀出来ました。
続く「第二岩峰山頂側への降り」です。一か所、時間が掛った所がありました。両手で体をホールドして下に体をぶら下げても下に足が届きません。途中に足を置くような所を探しても無いのです。止むなくガイドのサポートで降りることが出来ました。
  「無名の岩峰の登り」 倒木の丸太が掛っていました。この倒木を利用して登ります。此の丸太の何処に第一ステップの足を置くか決めるのに時間がかかりました。ここでも最終的には納得のいかない曖昧な処に足を置き「鎖」と「腕力」に頼って「第一歩」を踏み出し、何とか通過しました。
この後は何ら問題なく登攀出来ました。
続く「無名の岩峰山頂側への降り」です。特に難しい所はありません。
 いよいよ「第三岩峰の登り」です。此処は「直登」と「迂回路」があります。「迂回路」を使ったので何ら問題有りませんでした。

 下山時の「第三岩峰から第一岩峰までの降り」について

 「第三岩峰の降り」はガイドのロープによるサポートで簡単に下降しました。慎重に降りればロープなしでも可でしょう。
 「無名の岩峰の登り返し」特に問題有りません。
続く「無名の岩峰の降り」はロープにより懸垂下降しました。特に問題有りません。(鎖で下降した場合は不明。多分大丈夫でしょう)
 「第二岩峰の登り返し」登頂時に足の届かなかった所です。ここでは逆に登るのに時間がかかりました。最初の足のかけ場所が見つかりません。不安を抱えながら曖昧な処に足を置き「鎖」と「腕力」に頼って「第一歩」を踏み出し登り上げました。
続く「第二岩峰の降り」はロープにより懸垂下降しました。特に問題有りません。(鎖で下降した場合は不明。多分大丈夫でしょう)
 「第一岩峰の登り返し」特に問題有りません。
続く「第一岩峰の降り」は迂回路で降りました。ガイドのロープによるサポートで簡単に下降してしまったので、ロープなしの下降の難易度は不明です。多分、迂回路は(登りも)降りも慎重に対処すれば問題ないと思いました。

 要は、鶏冠山の山梨百名山の標柱がある第三岩峰に行くには連続する岩峰を乗越えて行きます。滑落しないように真剣に対処しました。
 そして、岩峰歩きの「山頂への登り」では3ヶ所(ステップ)、「下山」では1ヵ所(ステップ)、(短足な)自分にとっての難所に遭遇しました。(多分、他の人は難所ではないでしょう)
 登る前は、鶏冠山は登山道が険しい山、岩峰があって難しい山と想像していました。
しかし第一岩峰の下まで4時間半で到達しました。難なく且つ意外に早く到着できたと思いました。
此の山は「岩峰歩き」をしっかり対処すれば、あとは普段の山歩きと同様の注意や実践で多分登れるだろう? と思いました。
 

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1.山行きの概要 ↑ ページトップへ

登山日 平成29年5月24日(水)

天 候 曇り 

同行人数 4人(GH SH KI + ガイド)   

所在地 山梨市

山岳名 鶏冠山2,020m(山梨百名山々名柱)

標高差 932m(鶏冠山2,020m−西沢渓谷P1,088m)

登山コース 西沢渓谷駐車場⇒ 鶏冠谷出合(渡渉)⇒ チンネのコル⇒ 第一岩峰⇒ 第二岩峰⇒

無名の岩峰⇒ 第三岩峰(鶏冠山々頂・昼食)⇒無名の岩峰⇒ 第二岩峰⇒ 第一岩峰⇒

チンネノコル⇒ 鶏冠谷出合⇒ 駐車場

歩行距離/時間約9.75km 12時間45分(休憩時間を含む)    

備 考 懸垂下降の方法は、下降用の支点(2ヶ所)にロープを通し、ハーネスに装着したカラビナに下降器(エイト環やATCなど)を設定し、下降時に生じる摩擦を利用して、後ろ歩きの姿勢でロープを手繰りながら、ゆっくり歩くようにして下に降りていく。クライミングでは必須の技術である。 ・滑落停止(かつらくていし) 雪上で滑落した場合、ピッケルを雪面に突き刺して止めること。難しい技術なので、安全な所で練習しておくと良い。なお、雪のない斜面で滑落した時はロープを使っていなければ、ほとんど止められないので要    
2.コースタイム                                                                                                          ↑ ページトップへ

西沢渓谷駐車場05:05⇒ 06:00鶏冠谷出合(渡渉)⇒ 08:05トラバース開始⇒ 08:40チンネのコル⇒ 09:45第一岩峰

⇒10:04第二岩峰⇒ 10:55無名の岩峰⇒ 11:34第三岩峰(鶏冠山々頂・昼食30分)12:00⇒ 12:41無名の岩峰⇒

13:03第二岩峰⇒ 13:23第一岩峰⇒ 14:01チンネのコル⇒ 16:39鶏冠谷出合⇒ 17:50駐車場






































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<  5.鶏冠山地図  >

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<  5.鶏冠山鳥瞰図  >
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<  5.鶏冠山断面図  >

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