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2016.09.28 笊ヶ岳山行き(下山)
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↓画像をクリックすると拡大写真が見れます。    [本日の写真(32枚)]

01   01   01   01   01
起   床
04:30
暗い登山道を登る
05:10
笊ヶ岳山頂の富士1
05:14
笊ヶ岳山頂の富士2
05:32
笊ヶ岳山頂の富士3
05:34
 04:30に起床(左端の写真)、朝食に食べるものと張っているツェルトを残して、使っていたシェラフを始め全てをリュックの中に詰め込みました。シェラフを撤収して朝食を食べればいつでも下山できます。
 04:45 水とカメラを持って、ヘッデンを付けて暗闇の登山道(2番目の写真)を頂上へと登りました。
 06:14 笊ヶ岳山頂に着きました。富士山には笠雲が掛っていて昨日のように全容が見れません。しかし、これはこれで巻雲の富士として実に素晴らしい富士山でした。
 更に笊ヶ岳山頂で富士山を御供に御来光の参拝が出来ます。本当に素晴らしいことです。
 今朝の日の出は06:26です。日の出には未だ10分ほどあったけれど東の空が赤くなっていたので早速、カメラのシャッターを切りました。日の出前(3番目の写真)、日の出寸前(4番目の写真)、日の出後(右端の写真)とシャッターを切りまくりました。



01   01   01   01   01
鳳凰三山方面
05:37
山頂北側の這松尾山
05:37
赤石岳方面???
05:38
聖岳方面???
05:38
山頂南側の布引山
05:40
 日の出の風景を撮り終えて目を左(北東)に転じると
鳳凰三山方面(左端の写真)が目に入ってきました。
 更に北方向に転ずると、笊ヶ岳山頂北側の尾根沿いの這松尾山(2番目の写真)が目に入ってきました。よく晴れた日には、這松尾山の向うには北岳や間ノ岳が見える筈ですが今日は駄目のようです。
 北西の方に目を転じました。この辺に荒川三山が有る筈ですがガスっていて全く見えません。
 更に西方向に目を転ずると赤石岳方面です。裾野が見えましたが赤石岳か否か判断できません(3番目の写真)。
 更に南西に目を向けると聖岳方面です。写真に撮りましたが聖岳か不明です(4番目の写真)。
 笊ヶ岳山頂南側の布引山方面は笊ヶ岳山頂の樹木が邪魔をして見れません。少し南側に移動したら布引山を見ること(右端の写真)が出来ました。
 天気が良ければ笊ヶ岳は360度の大パノラマが見れるのに今日は駄目でした。非常に残念です。もちろんこれは山登りの初心を忘れた結構贅沢な願望だとは思っています。 


01   01   01   01   01
山頂南側の幕営適地
05:41
笊ヶ岳 山名柱1
05:41
笊ヶ岳 山名柱2
05:42
山頂北側の幕営適地
05:45
テント撤去幕営跡
06:28
 南側の布引山を見るために移動したら、そこが山頂南側の幕営適地(左端の写真)でした。
 ところで私が写真を撮っている間に、布引山方面から2人の登山者が(別々に)登ってきて、挨拶を交わすやそこそこに写真を撮って直ぐ下山してしまいました。この行動の早さにはビックリしました。登山者はこうあらねばと痛切に感じた次第です。因みに今回の山行きで出会ったのはこの二人だけでした。
 山頂の南側から元に戻って山名柱の写真(2〜3番目の写真)を撮って、05:42私も遅ればせながら山頂を後にしました。
 山頂から2〜3分下るとハエマツのブッシュを通過して樹林帯になります。ここに山頂北側の2〜3張りできる幕営適地(4番目の写真)が在りました。
 幕営地に戻り朝食を済ませツェルトを折畳みリュックに入れて下山体制が整いました。下山開始です。
ちょとここで朝食のことに触れておきます。実は当初の朝食の予定は保存食の五目御飯でした。しかし、パンが食べたくて昼に予定していたパン食と入れ替えてパンを食べました。実はこのことが後々辛いことになってしまうのでした・・・。
 06:28テント撤去し幕営跡(右端の写真)を後に下山開始しました。  


01   01   01   01   01
赤石岳今日も見えず
06:43
椹島下降点に戻る
06:56
針葉樹林を下る
06:56
枯沢終点に戻る
07:24
枯沢始点に戻る
07:40
 赤石岳の展望地を通過しました。今日も赤石岳は見えません(左端の写真)。
 06:56椹島下降点に戻りました(2番目の写真)。ここから上倉沢右岸までドンドンと降りて行きます。天気も良いので特に困難は無いでしょう。ひたすら下るのみです。
 先ずは針葉樹林を下ります(3番目の写真)。続いて枯沢終点(4番目の写真)から枯沢始点(5番目の写真)迄の枯沢歩き、そして針葉樹林を下りました。 


01   01   01   01   01
上倉沢左岸幕営適地
07:47
上倉沢左岸から右岸
07:46
上倉沢右岸の取付き
07:52
第六の沢に戻る
08:44
第五の沢に戻る
08:58
 上倉沢左岸の幕営適地を登った時には撮らなかったです。そこで上倉沢左岸幕営適地を写真に撮り補完しました(左端の写真)。
 上倉沢左岸から右岸を眺めると右岸の景色が一望出来ました(2番目の写真)。河床の唐松も良く見えています。
 河床の唐松=上倉沢右岸の取付きをUPで撮りました(3番目の写真)。ここを目指して河原を横断しました。
この右岸取り付き部から登り上げ上倉沢の右岸に着いたところで下山の第一ステップは完了です。
06:28下山を開始して07:52上倉沢の右岸に戻る。ここまでの所要時間は1時間24分で、まずまずの経過です。
 下山の第二ステップは六つの沢を横断してトラバース起終点の道標までです。
登った時と同様に、転倒したり滑落しないように注意して約3時間半かけて通過すればよい。沢を一つ一つ数えながら進んでいこうと考えました。
 先ずは52分かけて第六の沢に戻りました(4番目の写真)。早速、この沢で飲み水の補給をしました。水の心配は全くありません。本当に大助かりでした。
 続けて14分かけて第五の沢に戻りました(5番目の写真)。
 


01   01   01   01   01
第五の沢(ゴルジュ)
09:01
第四の沢に戻る
09:30
第三の沢に戻る
10:05
第二の沢に戻る
10:55
第一の沢に戻る
11:11
 山行きコースの下調べの時、第五の沢の上部は「ゴルジュ」になっているとの解説がありました。昨日、登る時に写真を失念しています。ここで撮って補完しました(左端の写真)。そもそもゴルジュってなんのことだ?早速調べてみたら「ゴルジュとは登山用語で,両側の岩壁がせばまっている谷」ということらしい。
それにしては撮った写真は目的をかなえていません。もっと谷の上部を撮らないと両側の岩壁が狭まっている谷がよく認識できません。失敗写真でした。
 第五の滝から30分かけて第四の沢(2番目の写真)に戻りました。
 第四の沢から35分かけて第三の沢(3番目の写真)に戻りました。
第三の沢に戻った時、日射がありなが小雨がパラパラしてきました。26日放映の今日(9/28)の天気予報では午後3時ころから小雨が予報されていました。天気予報より5時間ばかり早まったらしい? すぐ止みそうな気配です。雨具の着用を見合わせて先を急ぎました。
 第三の沢から50分かけて第二の沢(4番目の写真)に戻りました。この間、小雨がパラパラ降ったり止んだりしていました。
 第二の沢から6分ほどで第一の沢(右端の写真)に戻りました。此の先には沢はありません、ここで忘れることなく大事な水の補給をしました。この間も小雨がパラパラ降ったり止んだりしていました。兎も角、これで危険を伴うトラバース道の横断は終了しました。

 第一の沢を通過して、これから「トラバース起終点」の標柱を目指しました。20分程度で到着する筈です。
この間に空の様子が段々変りました。雲が厚くなって日差しが無くなってきました。雨の降り方もパラ、パラでなくて 小雨ですが降りしきるようになりました。まだ小雨に濡れるような振り方ではありません。
 しかし「トラバース起終点」を目前にして段々と本降りの気配になってきました。時折、ビュービューと風も吹き出し始めました。
 11:30「トラバース起終点」標柱に到着です。「トラバース起終点」標柱までが自分なりに決めた下山第2ステップの終了です。 07:52上倉沢の右岸を通過して11:30「トラバース起終点」標柱に到着するまでの所要時間は3時間38分でした。此の経過時間は自分なりに納得です。

 


01   01            
笊ヶ岳登山口に戻る
15:51
椹島ロッジ到着(泊)
16:26



 「トラバース起終点」標柱に到着した時のことをもう少し書き続けます。

 先ず、雨は本降りになろう!!と思い標柱横の大木の下で雨をしのぎながら雨具を着用しました。

 次に、ここで昼食を予定していたがどうしよう。⇒決めました。昼食抜きで下山しよう!!
 パンなら歩きながら食べられるのに今朝食べてしまった。後の祭りです。

なぜ昼食抜きで下山することにしたのか?
 ・保存食の「五目御飯」。これは熱湯(サーモスに十分ある)で15分で食べれる。
  その後食べるのに15分。合わせて30分の時間が必要。30分ここに留まりりたくない。
 ・自分の腹具合はどうか?腹は減っているけれど2〜3時間は我慢できる。
 ・これからの下山で特別体力を消耗する所がない。
 ・ここから3時間程度かければ麓に着くだろう。
 ・飲み水なら補給したばかりで十分にある。最悪、水腹で飢えをしのげよう。
ということで昼食をとらずに下山することに決定した。

 カメラを初め全てをリュックの中に詰め込んでザックカバーをしっかりかけて下山開始しました。
 この時の時刻12:00JUSTでした。

 降り初めて約1時間、1,857m地点や登山道脇の大きな岩のある所は傾斜が少なく順調に降りられました。
 その後、傾斜が段々厳しくなるに従って、気がつかない間に段々歩みが遅くなっていました。ふと歩みが遅くなっていたことに気付き、気を取り直して歩を早める?(元の速さに戻す?)ことが多くなりました。多分、シャリ切れが最大原因で蓄積疲労がそれを増長させていると思いました。空っ腹に給水!!給水!!、都度水を沢山飲みました。
 昨日登った時、標高1572m辺りの登山道の傍らに「赤丸印ついた岩」がありました。そこまで約250mの下降ですが、1時間もかかってしまいました。
 その後、目指すのは登山口です。約400mの下降です。疲労もピークになってきました。段々状の道を下る時、踏み出す毎に膝にショックを感じ違和感を感じるようになりました。今度は無意識ではなくて、意識してショックを和らげるように歩を進めるようになりました。極端にステップは狭くなり超スローになってしまいました。
結局、登山口に到着したのは15:51でした。400m下降するのに1時間50分もかかってしまいました。
「トラバース起終点」から「登山口」まで3時間50分もかかってしまいました。これは登った時の所要時間と略同じでした。

 登山口からまだ椹島ロッジまで歩かなければなりません。
ここからは少々の登り道です。此の少々の登り道がかなり辛かったです。ともかく″歩″を進めました。「休んでは駄目だ!!」と云い聞かせながら、ともかく歩を進めて漸く、漸く、椹島ロッジの玄関を潜ることが出来ました。なんとか下山の第3ステップが終了できました。
 登山口から椹島ロッジまでの所要時間は36分でした(因みに昨日、椹島ロッジから登山口に向かった時の所要時間は26分でした)

ともかく、笊ヶ岳山行きが計画通りに安全に完了できました。良かった!!安堵しました。
今夜は、この椹島ロッジに泊まります!!

追記 今朝、予定を変更して朝食をパンにしました。予定を変更しなかったら、下山の第3ステップの展開が今少し変わっていたかも? 変更は後々のことまでよく考えよう!! と思いました。   




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