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2016.09.27 笊ヶ岳山行き(登山)
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↓画像をクリックすると拡大写真が見れます。    [本日の写真(60枚)]

9月26日(前日)

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井川ダム
11:29
夏期臨時駐車場
12:43
駐車場進入口
12:44
臨時駐車バス停
12:44
バス待ち登山者
14:45
 県道27号線で安部川沿いにやってきて、県道189、県道60号線と進み峠を越えて降りてきた所に大井川水系の井川ダム(左端の写真)が在りました。
 井川ダムの堰堤の天場が県道60号線になっていて井川ダムを通過して井川の右岸に渡りました。
 井川の右岸を道なりに大よそ1時間程遡ると市営の南アルプス赤石温泉 「白樺荘」が出てきました。白樺荘が出てくると間もなく、道路右側に畑薙ダムの夏期臨時駐車場(2番目の写真)と駐車場進入口(3番目の写真)が見えてきます。
 駐車場進入口の手前に臨時駐車バス停(4番目の写真)が在りました。
 15:00発椹島行きの最終バスの時間が近付くと、駐車場の車から降りて次々と停留場目がけて登山者が集まり出しました(右端の写真)。 


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送迎バス車内
15:04
畑薙ダム堰堤道
12:36
椹島ロッジ(泊)
16:10
椹島・売店
16:48
椹島・登山小屋
16:49
 15:00送迎バスは椹島ロッジに向けて出発。車内は略満席(左端の写真)でした。
 畑薙第一ダム堰堤(2番目の写真)道路を通過してダムの左岸に渡りました。ここからは林道 東俣線を遡ります。途中からダートな道になって大きく揺られながら1時間ほどかけて椹島ロッジを目指しました。途中、聖岳への入口になる吊橋を車窓から眺めたり、聖岳があの辺りに見える筈だけど今日はガスっていて駄目だ。とか運転手さんが親切に案内してくれました。
 16:10椹島ロッジに到着しました(3番目の写真 写っているバスは送迎バス 何台もあるようでした)。今日はここに泊ります。
 話は遡りますが、この送迎車に乗る時に「特殊東海フォレスト施設利用券」を¥3,000で購入しました。椹島ロッジは1泊2食付きで¥9,000ですが、この施設利用券が宿泊費に充当されるということなので¥6,000の払い込みで済みました。
また、帰りの送迎バスは、椹島ロッジの宿泊時の領収書を見せるだけで乗ることが出来ました。要は椹島ロッジに泊ると無料送迎バスが利用できるということでした。
 ロッジの夕食は17:00からでした。1時間ほど時間があったのでロッジの周りを散策しました。ロッジの横に小奇麗な売店(4番目の写真)が在りました。
 ロッジの奥の方に登山小屋(右端の写真)が在りました。この登山小屋は素泊まりで¥4,500、寝具利用¥500となっているようです。また、登山小屋利用者はロッジのお風呂にも無料で入れるようです。
 その他、テント場も用意されているようでした。 


これより9月27日(登山)の写真

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以下27日聖赤石分岐
06:02
右前上方に鉄塔
06:05
滝見橋
06:08
橋上で滝を眺める
06:09
笊ヶ岳登山道入口
06:11
 ここからは山行き本番27日の笊ヶ岳登山日の写真になります
 05:45に椹島ロッジを出発しました。此の時間になると外はそぞろ明るくなっていました。
 ロッジを出て、直ぐ左折して昨日見た売店の前を進むと、神社の前に出ます。神社の横の杉林の斜面を登り上げると、昨日送迎バスで通った林道東俣線に出ました。林道の向う側正面には「聖・赤石/千枚・二軒小屋分岐」の道標(左端の写真)がありました。ここを右折して千枚・二軒小屋の方に進みます。
 右上方、山の上に鉄塔(2番目の写真)が見えていました。あの鉄塔の下を登って行くのだ。
少し下り坂です。暫く降りて行くと滝見橋(3番目の写真)が見えてきました。橋の左手前の登山道は、千枚岳への登山道でした。
 滝見橋は名前の通り、橋の上から左側を眺めると綺麗な滝(4番目の写真)を眺めることが出来ました。
 滝見橋を渡りきると直ぐ右側に「笊ヶ岳登山道入口」の道標(右端の写真)がありました。いよいよ登山開始です。
 慌てずに、周りに注意して、絶対に事故を起こさないように気をつけよう!!


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鉄塔の下を通過
06:44
登山道脇の大きな岩
09:18
登山道ピーク
これより下降気味 09:42
シダの緑に癒される
09:51
トラバース起終点
に到着 09:59
 06:44鉄塔の下(左端の写真)を通過。高度計が1,290mを指していた。
 09:18暫く前からあちらこちらに大きな岩が目立ちます。この辺りに「大岩」と呼ばれている岩があるらしい。登山道傍に大きな岩が出てきたので写真に撮りました(2番目の写真)。果たしてこの岩が「大岩」と呼ばれている岩だろうか?
 09:42登山道はピークのようです(3番目の写真)。これより下降気味です。高度計を見たら1,852mを指していました。地図に表示されている1,857m地点あたりを通過しているようだ。
 09:51周囲がシダの緑に覆われた癒しの場所(4番目の写真)を通過していました。間もなくトラバース起終点の道標が現れるだろう。
 09:59標高2,018mの「トラバース起終点」の標柱(右端の写真)が出てきました。ロッジを出てから4時間15分経過、約900m登ったことになります。100m登るのに30分かかっています。まあ自分の実力はこんなものと納得しました。
 ここまでが第一ステップです。第一ステップは無事完了です。ここで10分間休憩しました。
 第二ステップは、ここから先、距離にして約2Km、この間には水の流れている沢が6本ある。標高2,000前後をいよいよトラバースしていきます。トラバースが終了して上倉沢の左岸到着を以て第二ステップ終了です。
 トラバース道は沢の渡渉(通過)し易い所を中心にして一番効率的なコースを設定しているように思えました。ですから当然に沢の前後にはUP/DOWNが付き物です。どの位の累積標高差があるか調べたら約640m位あるようだ(かなりいい加減な数字ですが役立ちました。 このホームページの前ページ 5.笊ヶ岳山断面図に記載してあります)。トラバース道を通過しても標高2,085m地点に到達するだけです。この第二ステップは、転倒したり滑落しないように注意して約3時間半かけて通過すればよい。沢を一つ一つ数えながら進んでいこうと考えました。  


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登山道は下降気味
10:12
そして少々登り気味
10:14
やがて下降気味に
10:28
第一の沢に到着
10:30
急登を登り
10:33
 10:10「トラバース起終点」の標柱を後にトラーバースを開始しました。
 登山道は最初は下降気味で(左端の写真)、それから少々登り気味になり(2番目の写真)、やがて下降気味に なって(3番目の写真)、第一の沢(4番目の写真)に到着しました。標柱からの所要時間は18分でした。
 今回のコース決め手の最大要因、沢の「冷たい水」をここで早速汲みあげて補給しました。
 10:30 2番目の沢を目指して登り出しました。直ぐにトラロープのかかった急登(右端の写真)が出てきたので一歩一歩慌てずに確実に登って行きました。  


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また急登を登る
10:33
第二の沢に到着
10:45
急登を登り
10:53
桟橋を渡り
10:56
またも桟橋を渡り
11:19
 小尾根を回り込むと待っていたのは又もトラロープの急登(左端の写真)。ここを抜けて10:45第二の沢(2番目の写真)に到着しました。
第一の沢から第二の沢までの所要時間は15分でした。ここまで順調に経過しています。
 これから第二の沢を渡り第三の沢を目指します。
急登を登り(3番目の写真)、桟橋を渡り(4番目の写真)、暫く進むと又も桟橋を渡りました(右端の写真)。第三の沢へは少々時間がかかるようです。


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倒木を潜り
11:24
第三の沢に到着
11:33
沢の上方には滝が
11:44
急登を登り
12:31
第四の沢に到着
12:36
 倒木が登山道の上を覆っています(左端の写真)。ここは潜って簡単に通り抜けが出来ました。
このルートは破線ルートですが、倒木があると切り込みを入れたりして通り抜けし易くなっていました。破線ルートとはいえ手入れが行き届いた普通の登山道といった感じです。
 11:33第三の沢(2番目の写真)に到着しました。第二の沢から第三の沢までの所要時間は48分もかかりました。
第三の沢でトラバースが概ね半分済みました。時間的にも昼食時間です。25分の休憩をとり昼食をとりました。この第三の沢は水量が多くて水が滔々と流れていました。上部には滝(3番目の写真)も見えていました。
 12:00に第四の沢を目指して出立。30分ほど経過した所でトラロープのある急登を登り(4番目の写真)、5分ほど進んで12:36第四の沢に到着(右端の写真)しました。第三の沢から第四二の沢までの所要時間は36分でした。 


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細いトラバース道
12:57
待望の笊が見えた
12:59
第五の沢に到着
13:06
下に沢が見える
13:30
第六の沢に到着
13:31
 第四の沢を渡り第五の沢を目指しました。
 細いトラバース道(左端の写真)、これまでに何度か細いトラバース道(登山道に立つと登山靴で道幅一杯を占有するような細い登山道)が出てきました。ここで思い出したように写真に撮ったけれど、実感を伝えられるような写真は撮れませんでした。
 かような奥の細道を進むと前方に樹間越しに笊ヶ岳(2番目の写真)が見えていました。漸く笊ヶ岳に近付いたなと実感しました。今までは手前右側のピークが邪魔をしていて見えなかったのです。
 13:06第五の沢(3番目の写真)に到着しました。第四の沢から第五の沢までの所要時間は30分でした。
 残るは第六の沢のみ。第五の沢から30分ほど黙々と歩きました。やがて下方に沢(4番目の写真)が見えてきて、13:31第六の沢(右端の写真)に到着しました。第五の沢から第六の沢までの所要時間は25分でした。ここで本日最後の水補給をしました。沢の水は本当に大助かりでした。


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上倉沢に到着
14:03
上倉沢右岸草付き部
14:05
降下点・河床の唐松
14:11
左岸取付き部を確認
14:13
河原を横断左岸へ
14:15
 第六の沢から30分位歩いて14:03上倉沢(左端の写真)に漸く到着しました。
 これから上倉沢枯沢の右岸から左岸に渡ります。
ここは要注意箇所です。下山時に道迷いしないように、特に霧が発生し、周囲が見通し不能時を想定しました。
@右岸から枯沢に降り立った場所、A枯沢をどのような横断ルートで対岸(左岸)へ行ったかの横断ルート、B対岸の何処に取り付いたのかの取り付き場所をしっかりと記憶しよう。こんな心構えで対岸に渡って行きました。
 上倉沢に到着して枯沢に向かってドンドン降りて行くと草付き部分(2番目の写真)に降りて行きます。
 更に道なりに下っていくと「河床のガレキの中から生え出している赤テープの巻かれた唐松」(3番目の写真)が見えてきました。
 河床の唐松まで降りて行き、唐松の横で対岸を見渡すとガレ部分上部に「赤印のある大石」が見えました(4番目の写真)。
 対岸の目標点が分かったので今度は河原を横断していきます。
河原のガレキは雨で流されて河原の中央部分が盛り上がっていて直線的には横断できません。そこで河原を少し下り、平たんになった所で左岸の上流部に向かい取り付き箇所まで行きました(右端の写真)。  


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左岸取付き部へ
14:17
左岸から右岸を見る
14:22
針葉樹林下を登る
14:31
枯沢に到着
14:42
枯沢に降りて振返る
14:43
   左岸取付き部から「赤印のある大石」を眺めると登山道が良く分かりました(左端の写真)。その登山道を早速登り上げました。
14:22上倉沢左岸に到着です。ここまでが第2ステップの終了です。漸くトラバース道の危険から解放されました。
 10:10に「トラバース起終点」の標柱を出立して、14:22上倉沢左岸に到着しました。
通過タイムを3時間半と予定していたけれど実に4時間12分もかかってしまいました。予定より42分もの大幅な遅れです。原因はトラバース道です。事故を起こさないように慎重になりすぎて時間をがけ過ぎました!! 只、今日はこんなに時間がズレて遅くなっても心配は全くありませんでした。
 さて、左岸に立って右岸を眺めると、さっき通ってきた「河床の唐松」が良く見えていました(2番目の写真)。そして右上の尾根には大きなガラ場が覗いていました。多分、這松尾山下のガラ場だろうと推察しました。
 これから椹島下降点を目指して登ります。針葉樹林の下を10分ほど登りました(3番目の写真)。
 すると針葉樹林帯を抜けて枯沢(4番目の写真)に入っていきました。
 枯沢に入ったところで、今出てきた針葉樹林の所を振返って確認(右端の写真)しました。下山時にうっかり通り過ぎては大変です。



01   01   01   01   01
太い倒木を越える
15:02
枯沢はY分岐
左側に進む 15:10
枯沢の終点
15:14
針葉樹林帯を登る
15:19
赤石岳は雲の中です
16:05
 枯沢を登っていくと「太い倒木」(左端の写真)が横たわっていました。踏み跡をたどると倒木の左側を乗越えていました。
 やがて「枯沢はY字に分岐」(2番目の写真)していて道標に従い左側の細い方の沢に進みました。
 5分ほど進むと「枯沢の終点」(3番目の写真)となり、枯沢の右岸の針葉樹林帯を登りました(4番目の写真)。樹林のしっとりした緑で心が癒されました。
 途中、樹林帯が切れて赤石岳の方が見えたけれど「赤石岳は雲の中」(右端の写真)でした。
 この後、登山道は大きく左側にカーブして、ジグザグを繰り返す登山道となりました。このジグザグを何回繰り返せば「椹島下降点」到達するのだろう・・・
 


01   01   01   01   01
椹島下降点到着
16:20
富士山が見えた
16:21
ここが今夜の幕営地
16:57
幕営準備完了(泊)
17:43
ここからも富士が
17;43
 ジグザグな登山道、行ったり来たりを7〜8回繰り返して16:20 やっと椹島下降点に到着(左端の写真)しました。予定より1時間遅れでした。
 登ってきた反対側に富士山がドンと構えて見えていました(2番目の写真)。何処から見ても何時見ても富士山は素晴らしいです。此の景色は、本来頂上で小笊ヶ岳と一緒に見たかったのですがいたしかたありません。悪天候でなくて、ここで眺められたことは本当に有難いことです。
 テン泊適地が、笊ヶ岳頂上と頂上北側下100m位の処にがあるらしい。只、そこまで行くと日も暮れて暗くなってしまう。
そこで、頂上に向けて少しでも登りながら、テン泊適地が見つかればそこを幕営地にすることにして登っていきました。
 暫く登ると登山道横に適地がありました。迷うことなく即刻決定しました。16:57ここが今夜の幕営地(3番目の写真)です。
 30分ほどで幕営準備を完了(4番目の写真)しました。あとは夕食を食べて寝るばかりです。
 17:43 富士山が、此の時間になってもまだこの幕営地を静かに見守ってくれていて感激しました(右端の写真)。今夜はここでぐっすりと休みます!!  




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