.
2015.09.23 2日目 甲斐駒ヶ岳山行き  back
↓画像をクリックすると拡大写真が見れます。    [本日の写真(60枚)]
01   02   03   04   05
長衛小屋の朝
05:13
明けゆく仙水峠
05:14
未明の渓流
05:36
未明の木橋を渡る
05:50
仙水小屋
05:56
 4:00 起床。先ずは寝袋やマットその他不用品をリュックに詰め込み身の回りを整理しました。そしてナップザックに必要最小限のものが入っているか確認して登山準備完了。
 簡単に朝食を済ませて甲斐駒ヶ岳を目指して出発した。長衛小屋の脇の公衆トイレに立ち寄っていたら時間は既に5;10となっていた。(写真1番目)
 ヘッドランプを点けて渓流沿いの薄暗い登山道を仙水小屋を目指しました(写真2、3番目)。若い女性二人が先行して登っています。途中、丸木橋が有ったり(写真4番目)、ロープが設置されている小さな岩場が有ったけれど、登山道は概して登り易かったです。
 5:55 仙水小屋に到着(写真5番目)。この頃には周囲も明るんできました。

01   02   03   04   05
ゴロゴロ石の斜面
06:18
ゴロ石を進む
06:38
続くゴロ石
06:40
麻利支天見える
06:43
仙水峠見える
06:45
 仙水小屋を出ると暫らくは樹林の下を登ります。
 やがて左側に山腹が見え斜面が石で覆われた無味な景色になってきます(写真1番目)。右側は今まで歩いてきた樹林帯です。仙水峠へは、この樹林帯と岩石帯の間を、ゴロゴロとした大石、小石を踏みしめて登っていきます(写真2、3番目)。
 ドンドン進んでいくと前方左手上方に朝日に輝いた麻利支天が見えてきました(写真4番目)。明るい太陽光に耀く麻利支天・・・心が躍動します。早く登りたい!!   さらに歩を進めるとやがて前方に仙水峠が見えてきます(写真5番目)。


01   02   03   04   05
仙水峠到着
06:46
原口国秋君之碑
06:46
振返ると仙丈ヶ岳
06:46
鳳凰 地蔵ヶ岳見える
07:01
甲斐駒ヶ岳見える
07:02
 06:45 仙水峠到着です(写真1番目)。10分遅れの出発、10分遅れの到着、此処まで略予定通りで順調です。
 峠には「原口国秋君之碑」が建っていました(写真2番目)。40年くらい前に遭難した方の碑らしいです。
 登ってきた道を振り返ると昨日登った仙丈ヶ岳が正面に見えていました(写真3番目)。反対方向を見ると鳳凰三山の地蔵ヶ岳が覗いていました(写真4番目)。そして甲斐駒ヶ岳はと見ると麻利支天の左奥に朝日で煌々と輝いていました(写真5番目)。


01   02   03   04   05
仙丈ヶ岳展望
08:08
北岳展望
08:08
栗沢・アサヨ展望
08:08
甲斐駒ヶ岳展望
08:10
鳳凰三山展望
08:11
 仙水峠から駒津峰へは2時間弱、樹林下の登りです。焦らずに一歩一歩登っていきました。
 1時間ほど登ると樹林が途切れて展望が利く場所になりました。
 仙丈ヶ岳(写真1番目)、その左に北岳(写真2番目)、更に左栗沢・アサヨ(写真3番目)。もう少し登ったところで甲斐駒ヶ岳(写真4番目)と鳳凰三山(写真5番目)を撮りました。最後の鳳凰三山 写真を拡大して良く見ると鳳凰の手前に高峰があって、その右下の方に富士山頂が覗いていました。残念ですがこの写真ではよく分かりません。


01   02   03   04   05
富士山展望
08:40
甲斐駒ヶ岳展望
08:55
富士山展望
08:55
富士山・北岳展望
08:55
北岳展望
08:56
 また樹林の下を黙々と登っていき、やがて森林限界を超えた頃、鳳凰三山の方を見ると高峰の右側に今度は富士山がはっきりと見れました(写真1番目)。
 それから20分ほど登っていくと駒津峰頂上です。頂上手前あたりから見晴らしが良くなり何枚も写真を撮りました。
 甲斐駒ヶ岳(写真2番目):山肌が白くて綺麗でした。富士山(写真3番目):この写真は鳳凰や高峰、アサヨ峰を撮ったものですが丁度中央に富士山が覗いていました。富士山・北岳(写真4番目):この写真は鳳凰・高峰と富士、アサヨ峰、北岳を撮ったものです。北岳(写真5番目):この写真は北岳と間ノ岳を撮ったものです。その向こう南側は塩見岳方面らしいですが良く分かりません。・・・・・この後も撮影は続きます・・・・・


01   02   03   04   05
仙丈ヶ岳展望
08:56
中央アルプス御嶽山
08:56
御嶽山・乗鞍岳
08:56
鋸岳展望
08:56
駒津峰指導標
09:13
 ・・・・・前からの続きです・・・・・仙丈ヶ岳(写真1番目):昨日歩いた稜線が良く分かりました。中央アルプス御嶽山(写真2番目):遠くの稜線の画面真ん中あたりに木曽駒ヶ岳があるらしい。その少し右の方を見ると御嶽山が確認できました。御嶽山・乗鞍岳(写真3番目):遠くの稜線の画面左側に御嶽山、その右側、画面中央辺りに乗鞍が確認できます。鋸岳(写真4番目):駒津峰から見るとこんな形に見えるのか! 見慣れない形なのでこれが鋸岳かと思いました。・・・
 8:55 駒津峰に到着しました(写真5番目)。これは予定時刻より25分遅れの到着でした。
 駒津峰で15分ほど休んで9:13 駒津峰を出立しました。ここからは「六万石」を目指して駒津峰の稜線を下っていきます。
 


01   02   03   04   05
大失敗 直登巻道
分岐 10:10
見返し駒津峰六万石
10:30
直登コース山稜
10:30
富士山眺望
10:30
仙丈&駒津峰展望
10:34
 9:13 駒津峰を出立 〜 10:10 大失敗直登巻道分岐着(写真1番目)。この間は駒津峰から六万石を経由して巻道分岐までの下り道です。この間約1時間は写真が1枚もありません。
 何故無かったか?石にしがみついて降りたり、バランスを崩さないように石の上を渡り歩いたりする私にとっては負担の大きな道のりでした。下り降りることに全神経を注いでしまったわけです。ですので写真を撮ったりする余裕が全然ありませんでした。本当はこうゆう所の写真が撮れればいいのに・・・・ 
 10:10 大失敗直登巻道分岐着(写真1番目) 此処までの経緯を説明します。駒津峰から六万石の道標を目指して降りてきました。大きな岩を通り過ぎて平坦な所に到着。それからやや登り勾配になって少し先を行く人の後をついて登って行きました。そして大きな岩をなんとか登り上げました。チョッと変だな?登るはいいとしても、こんなところを降りることが出来るのか?ちょっと不安になりました。・・・この時はまだ巻道分岐を通り過ぎていることに気付いていません。・・・
 暫らくそこで休んで登って来る人を待ちました。直ぐに登って来る人がいました。早速、尋ねました。「こんなところを登って、こんなところを降りてくるのですか?」運よく超ベテランの登山者でした。「いや、この直ぐ下に巻道の道標が有って、その指示に従って右の方へ進めば巻道を登れますよ」・・・ここで初めてさっき通た大きな岩場が六万石であるし、このすぐ下に巻道の道標が有ることを知りました。自分が頼りとしていた道標を全く見落としていたのです。
 元より直登コースは予定していません。戻ることにしました。見知らぬ人に降りるのをサポートして頂き何とか元の場所に降りました。親切にして頂き本当に有難うございました。この時、改めて撮った写真が大失敗直登巻道分岐 10:10です(写真1番目)。このミスで精神的に大分ショックを受けました。
 これから緩い傾斜の登りを20分ほど登りました。時刻は10:30です。予定では頂上到着の時間です。頂上までまだ1時間くらいかかりそうです。このまま登れば16:00のバスに乗れません。頂上は見えています。いよいよ白い砂を踏んで登り出そうという所で、思い切って退却することとしました。
 退却の地点で、駒津峰と下の方に見える六万石の写真(写真2番目)や直登コースの山稜(写真3番目)、麻利支天の横に少しだけ覗く富士山(写真4番目)を撮って退却開始しました。
ここから退却するとなれば、15:00には長衛小屋に到着出来るでしょう。時間は十分あります。これから戻る駒津峰を撮ったりしながら(写真5番目)下りました。
 

01   02   03   04   05
北岳・間の岳展望
10:34
紅葉越の北岳
10:44
紅葉越の仙丈
10:44
巻道分岐
10:57
ガスの尾根道
10:58
 北岳・間の岳が良く見えました(写真1番目)。紅葉越の北岳(写真2番目)や仙丈ヶ岳(写真3番目)などを撮りながら11:57 トラブル発生の巻道分岐(写真4番目)まで戻ってきました。
 ドンドン降りて行きます。降りて行く尾根道をガスが巻き始めていました(写真5番目)。



01   02   03   04   05
六万石(8合目)
11:00
駒津峰に登返す
11:06
青空と山腹の紅葉
11:24
紅葉の甲斐駒ヶ岳
11:29
紅葉の尾根道を往く
11:42
 11:00 8合目の道標がある所に到着しました(写真1番目)。この辺りには大岩が沢山あります。多分六万石と呼ばれている所でしょう。「六万石」の道標は見つけられませんでした。
 8合目を後に駒津峰まで登り上げていきます(写真2番目)。紅葉する景色(写真3番目)を撮りながら登りました。後ろを振り返ると今にもガスに包まれそうな紅葉の甲斐駒が綺麗でした(写真4番目)。
これから進んでいく先にもガスが待ち構えているようです(写真5番目)



01   02   03   04   05
駒津峰到着
11:59
駒津峰にて暫時休憩
12:27
仙水峠を目指す
12:36
仙水峠到着
13:55
ゴロ石を往く
14:11
 11:59 駒津峰頂上に戻りました(写真1〜2番目)。8合目から丁度1時間かかりました。ここで30分ほど休憩して昼食を食べました。昼食はセブンイレブンで買ってきた「吉田のうどん」です。お腹は空いているのですが何故か吐き気がして完食できませんでした。道迷いなどして気分的に疲労困憊していたからなのでしょうか?
 このあと、駒津峰を後にして仙水峠を目指しました(写真3番目)。約30分 13:55に仙水峠に到着しました(写真4番目)。
 仙水峠からゴロゴロ石の上を越えて(写真5番目)、仙水小屋を目指します。



01   02   03   04   05
山腹の紅葉
14:24
仙水小屋近づく
14:26
苔の絨毯
14:27
仙水小屋到着
14:37
小沢の小滝を撮る
14:43
 この辺りまで下りてくると三々五々ですが、あきらかに紅葉がはじまっています(写真1番目)。この先綺麗な紅葉が見られることでしょう。
 ゴロ石を過ぎると樹林下の登山道(写真2番目)となり仙水小屋が近づいたことをしらせてくれます。
 辺り一面が苔だらけの所(写真3番目)を通過すると仙水小屋到着です(写真4番目)。14:37でした。
 仙水小屋からは30分程度で長衛小屋に戻れますが、急がずに渓流の小さな滝を撮ったり(写真5番目)して降りて行きました。



01   02   03   04   05
丸木橋を渡る
14:45
岩道を降りる
14:51
長衛小屋の橋を渡る
15:18
長衛小屋に到着
15:19
退散したテント場
15:38
 丸木橋(写真1番目)を渡って、やがて岩道(写真2番目)を降りていきます。沢の左岸を下って行って長衛小屋の前の橋(写真3番目)を渡ると長衛小屋に到着です(写真4番目)。15:19でした。
 長衛小屋テント場はテントが無くなり閑散としていました(写真5番目)。早々にツエルトを撤収して北沢峠の広河原行きバス発着場に向かいました。15:45 バス発着所到着、もう14〜5人並んでいたのでその後に並びました。私の後にも乗客が次々に並びました。16:00 JUSTにバス発車。因みにバスは補助席まで使い満杯でした。
 何とか今日も無事に帰れることになりました。今日の甲斐駒ヶ岳は、頂上を踏めなくて残念だったけれど非常に良い体験になりました。次の機会には紅葉が無くてもよい。もっと日照時間が長い時に来たいな〜〜〜。また登れます!!!
                                                 ↑ ページトップへ