2014.07.15 山伏山々行き  back


↓画像をクリックすると拡大写真が見れます。    [本日の写真(44枚)]

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大谷崩れ駐車場
06:12

駐車場より北側展望
06:10

大谷嶺登山口
06:19

枯れ沢を横断
06:31
  扇の要
06:41
吉田を午前3時に発ち、大谷崩れ駐車場に6時10分到着しました。
駐車場から見た北方面の展望です。山伏山は左端の山腹の蔭・・・更に左側で画面から外れていて見えません。
大谷嶺登山口から登り始めます。大きなガラ場の斜面を左側へ左側へとドンドン進んでいきます。
やがて「扇の要」と云う場所に到着します。扇の要"とは、大崩落の形状が、あたかもここを軸に扇状になっているからだろう?独りよがりの解釈をしながら登って行きます。



01   02   03   04   05
ガレ場を登る
06:58

あそこが新窪乗越?
06:58

木陰で小休憩
07:07

ガレ場を登る
07:18
  麓を見返す
07:51
やがてガレ場の左端を登るようになりました。新窪乗越らしき地点も特定できるようになりました。
木陰で小休止です。ここから上には木陰が無いようだ。暑い日射しの下、崩落した大岩小岩を縫うようにして登って行くことになります。思い出されるのは富士登山のこと。天から地から熱気ムンムン、汗ダクダクで登ったっけ!!
麓の方を眺めると、急傾斜で下降するガラ場がずーっと続いていました。息を切らしながらも、も〜こんなに登って来たんだ!!



01   02   03   04   05
上左端を目指す
07:52

小休憩
07:54

ガレ場を登る
08:13

新窪乗越近し
08:13
  新窪乗越到着
08:30
新窪乗越を目指してガラ場を登ります。小休止するにも炎天下ですることになりました。
ガラ場をまだまだ登り続けます。ガラ場の石の上を歩いても、石がガラガラと崩落するようなことはありません。 上の方からの落石にも遭遇しませんでした。
新窪乗越近し、ガラ場歩きは安心しきってしまったのでは?最期の最期まで注意が肝心だ!!
8時30分 新窪乗越到着。



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少々平坦な新窪乗越
08:39

雲沸出す麓方面
08:30

山野草? 10株ほど
08:40

山伏山を目指す
08:42
  平坦な尾根道
09:39
尾根の新窪乗越は、あまり広くないけれど休憩するには十分すぎる平坦な所です。
南側の麓を眺めると9時前なのに既にガスが沸いていて見晴らしが悪くなっていました。北側は樹林帯で展望はありません
見慣れない大振りな山野草?"が10株ほど生えていました。気になったので写真に収めました。
新窪乗越を右に行けば大谷崩れ・八紘嶺"方面、左に行けば山伏山"方面です。
我々は左折して山伏山を目指します。暫くは尾根歩きが続きます。



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熊よけ用の缶カラ?
09:51

枯れた熊笹道を行く
09:53

倒木急峻な登り道
10:24

山伏山到着
10:40
  山梨百名山の標柱
11:47
小ピークのアップダウンを繰り返して尾根道を進んでいきます。
缶カラが木にかかっていました。「この缶カラを叩いて熊避けに使えばいい」と冗談が聞こえてきました。
この辺の熊笹は一斉に枯れています。去年はどうだったんだろう?笹の花を一斉に咲かせたからかな〜。
どの山も1っカ所や2カ所は必ず難儀する所があります。ここでも然り、急登でしかも大木が道をふさいでいました。
急登を越え、尾根道を進んでいくと、やがて天空が開けた山伏山々頂に到達します。
10:40 山伏山々頂到着。山梨百名山の標柱は、いかにも風雪に耐えているといった感がしていて、字が不鮮明だった。



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頂上南側
10:42

北西側1
11:38

北西側2
11:41

北西側3
11:41
  富士山方面
11:46
山頂の南側は広く開けていて明るかった。但し、雲が出ていて展望はなかったです。
北側も開けていたがガスっていて全く展望出来ませんでした。
山頂で昼食を摂り終わるころ、北側のガスが少し上がってきました。その時の写真が中3枚の写真です。(家に帰ってから調べたら)右手前に写っている2つの小山は山伏から北西に延びている尾根のピークらしい。その奥に覗いているのが南アルプスの上河内岳か茶臼山らしい。ガスはこれ以上晴れ上がらなかったです。
右端の写真は富士山方面の写真。本日一番期待していましたが駄目でした。何時の日にかまた来よう。



02   03   02   01   04
下山開始
12:19

ガスってきた
12:46

尾根を降る
12:59

更に降りる
13:11

新窪乗越到着
13:29
山頂で1時間強、ゆっくり休んでから下山しました。
尾根道を折り返します。アップダウンを繰り返して降りていきます。
尾根にもガスが沸いてきて周囲が暗くなったり明るくなったりしました。周囲が暗くなると気持も重くなります。
降りだしてから約1時間強で新窪乗越に戻って来ました。




04   05   01   02   03
アシノウマガタ?
13:45

???
13:53

???
13:53

ガラ場を降る
14:13

ドンドン降る
14:13
これから大谷崩れの一角を下って行きます。
今日は山野草には殆ど出会えませんでした。降りながら山野草に気付いたら絶対に撮ろう。そんな思いで3枚ほどが撮れました。けれども悲しいかな山野草の名前は不明です。
ガラ場を一歩一歩と降りていきます。膝にショックが来ないように上手に歩こう。思いとは異なりズッシ、ズッシと膝にきます。ガラ場で足の置き場を選びながら降りるのもかなり疲れます。
麓の方を見ると大分ガスってるようです。多分最後は霧の中を歩くだろう!!



04   05   01   02    
イワベンケイ?
14:14

大谷崩とは
14:44

大谷崩は300歳
14:47

崩壊は憚ること
なく・・・14:49

 
 間もなく大谷崩の駐車場に到着といったところに在った表示板や石碑を写真に撮りました。
 左から2番目の写真は国交省の表示板です。大谷崩の大量の土砂が、大雨のために下流域に大きな災害をもたらしてきた。建設省は大谷階段ダム群、本谷砂防ダム、大谷崩山腹工、七段乗越沢谷止工群、等を施工し、土砂災害を防いでいる。とありました。
 3番目の写真 大谷崩は平成19年で300歳 大谷崩の最初の崩壊は宝永6年10月(1707年10月)と云われています。と書かれていました。(1707年12月16日の富士山宝噴火の前兆?)
 4番目の写真は幸田文の「崩れ」の中の一節が石碑に刻まれていました。
「崩壊は憚ることなく、その陽その風のもとに皮のむけ崩れた肌をさらして、凝然とこちら向きに静まっていた。無惨であり、畏怖があり、いうにいわれぬ悲愁感が沈殿していた」・・・私はこの「大崩落」を見て「わーすげえ!!」の一言で終わってしまう。それに比べれば・・・である。
 ・・・麓では霧に咽ぶことも無く、15:00に無事駐車場に到着しました。9時間の行程でした