2014.06.16〜17 笹山々行き  back


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奈良田湖吊橋
05:54

吊橋を行く
05:54

奈良田湖左岸を行く
05:59

白河内沢の渡渉
06:04
  白河内沢右岸を登る06:11
午前5時50分奈良田湖駐車場を出発。奈良田湖に懸かる吊橋を渡り、奈良田湖の左岸を南に向かう。
途中、白河内沢から流れ出る川に出会う。渡渉と聞くだけ恐怖感が沸きます。水量は少ないが20m程を慎重に渡渉しました。
沢を渡って右折して、右岸を遡り登山口へと向かいます。



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笹山登山口
06:13

整備済み杉林登山道
06:17

発電所取水口?
06:38

山の神様
07:06
  1344m付近
08:13
駐車場から大よそ20分程度で笹山登山口に到着です。
登山口から直ぐに急登となります。杉林の人工林の中、整備された登山道を登って行きます。
20分ほど登ると発電所の取水口らしき造作物が出てきます。ここで小休止して温度調整、Yシャツを脱ぎました。
登山口から1時間弱で山の神様に到着しました。山の神様で小休止して息を静めます。
山の神様から更に1時間ほど登ると標高1344m地点になります。此処は尾根の合流点で登ってきた場合直角に左折していきます。下ってきた場合は真直ぐ進まないで直角に右折する要注意場所です。



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尾根道
08:31

1603m水場入り口
09:32

水場入り口で休憩
09:25

テント跡
11:20
  踏み跡不明
11:29
暫く歩き易い尾根道が続き、登り上げていくこと約1時間、1603m地点の水場入口に到着します。
水場入口から南に400mトラバース気味に進むと水場があるらしい。往復20分の標示板が出ていました。
更に登って行くと幕営跡が出てきました。火を燃した跡が残っています。此処でも幕営可能と云うことです。
その先、踏み跡の不鮮明なところが出てきましたが見当をつけながら進みました。



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白のイワカガミ
12:45

赤のイワカガミ
13:10

2000m付近ガレ場横
13:14

唯一の展望場所
13:21
  2256m付近
13:26
登山道脇の其処箇所にイワカガミが可憐に咲いています。
イワカガミが沢山咲いている所を過ぎると、急に北側が開けて明るくなり展望できる場所になりました。此処で小休憩です
標高約2000m、今回の山行きのなかで唯一の展望場所です。真横にガレ場が見えています。
更に右側前方には幾筋かの尾根が見えています。この時、もっと左上側を見れば北岳があっただろうに!と帰宅して写真を見てから思いました。
丁度此処で14〜5人の熟年パーティが上から下って来ました。リーダーを除き殆どが女性です。皆さん元気です。「山頂下に残雪が在るけれど歩けますよ」等々の情報を頂き別れました。
この展望場所のすぐ上が通称ガレ場上"2256mの地点になります。我々は此処に13時30分に到着しました。ここまでは計画通りと云うことになります。小休憩して更に2300m地点の天場を目指しました。



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2300m付近テント場
14:25

テント設営完了
15:07

夕暮れのテント場
18:29

2日目 夜明テント場
04:43
  狭き登山道
05:35
2300m地点。14時25分にテント場に無事到着しました。
これから頂上を目指しても、展望はないだろう。明日の朝に懸けることにしました。
今日は、この場でテント泊です。IAさん初めてのテント設営です。本日の為に練習してきたので順調に設営完了。本日の目標は全て達成です。
ザックからビールを取り出し二人で乾杯しました。ビールが終わったら今度は日本酒です。
2人で2時間程度話したかと思います。けれど話した内容は全く思い出せません。・・・・18時30分就寝しました。
シラフに入っても背中が痛くて寝付けません。マットを敷いているのにどうしてだろう?・・・寝付けず寝返りを何回もして、何時しか眠りにつきました。

2日目朝 午前4時、薄暗い中を野鳥が囀り始めました。信じられないけれど野鳥の囀りで目が覚めました。
余り眠っていない筈なのに全く眠くありません。体調もすこぶる元気です。
使ったこともない初めてのガスボンベやコッフェルを使い朝食を作りました。携行食品でも結構美味しく朝食が出来ました。
5時30分 不要な荷物をテントの中に残し、サブザックで軽快に笹山々頂を目指しました。


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倒木を跨ぎ行く
05:53

笹山山頂が見えた
06:26

林間に北岳見える
06:49

雪渓が現れる
06:56
  またも雪渓が現る
07:02
テント場の上から急に登山道が狭まり倒木も多くなります。我々は小さなサブザックなので問題ないが、正規のザックなら大きくて通過するのに一苦労も二苦労もするでしょう。
登山開始してから約1時間、前方に笹山南峰が現れました。
暫く登って行くと林間に北岳が覗いています。こうなると自然に元気が出てきて早く登りたくなります。
山頂直下のシラベの樹林の中に何カ所かの雪渓が在りました。スッパ抜けないように注意しながら進みました。


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笹山南峰(黒河内岳)
07:08

白峰三山方面
07:08

大唐松尾根鳳凰三山
07:09

富士山1
07:10
  富士山2
07:10
午前7時8分 笹山南峰に到着です。高曇りですが有難いことに周囲の展望は利きます。
白峰三山や鳳凰三山、更にその右に富士山が見えます。喜々として次々とシャッターを切りました。
反対方面も展望できますがダケカンバの枝が掛かっていて塩梅良くないです。北峰での楽しみにしました。



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奈良田&伝付峠降口
07:12

鞍部のテント跡
07:19

北峰の頂上直下
07:23

笹山北峰着
07:28
  南峰越えの富士1
07:28
南峰頂上の新ルート「奈良田」道標の南側に「伝付峠」の道標が有りました。
南峰と北峰の鞍部にテント場が有りました。
南峰から北峰を眺めた時はちょっと遠くて10分では移動できないだろうと思いましたが、10分で移動できました。
北峰は文字通り360度のパノラマが展望できます。北峰標柱の右奥に白峰三山が覗いています。(右から2番目の写真) 最右端の写真は南峰を前景に富士山を撮りました。
以下は360度の大パノラマをカメラを回しながら撮った写真です。
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南峰越えの富士2
07:29

櫛形山方面
07:30

大唐松尾根鳳凰三山
07:30

白峰三山方面
07:30
  北荒川岳方面
07:31
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塩見岳方面
07:31

蝙蝠岳方面
07:31

中岳・悪沢岳方面
07:31

布引山笊ヶ岳方面
07:34
  笹山北峰標柱
07:39


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南峰に戻る
07:51

下山途中の富士1
07.52

下山途中の富士2
08:03

下山途中の富士3
08:11
  下山途中の富士4
08:34
左端の写真は北峰から南峰に戻って来た時の写真です。右端の方に芽吹きだした唐松が写っています。山頂は春を迎えたばかりの様です。
左2番目から5番目の富士山の写真は、下山しながら富士山が見えたら撮ったお遊び写真です。下山開始してから30分間ほど富士山を見ることが出来ました。



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倒木を越え行く
08:40

荒れている登山道
08:53

テント場帰着
09:01

テント撤去
09:53
  2256m付近
10:05
下山開始してから1時間弱で太い倒木の処までやって来ました。
この辺は荒れていて歩きづらいところです。ここを通過するとテン場到着です。9時にテン場に着きました。
テントを撤去して回収しザックに荷物を収納しなおしました。
水2.5L、酒0.9L、ビール1L、ポカリ1L、食糧・・・が無くなっている。ザックが軽くなった。10Kgを切っているだろう。
9時55分下山開始です。10時5分に2256mガレ場上に到着しました。


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根っ子に咲く
イワカガミ 10:00

尾根の北側の景観
10:01

ミヤマカタバミ
10:07

巨岩の上を行く
10:12
  北岳発見
10:15
苔むした古株にイワカガミが咲いていました。面白かったのでい1枚撮りました。
北側の山腹が良く見えるところに出てきました。登山中、急峻な北側の山腹を念頭に登り降りをしてきました。
白い可憐な花が咲いていました。調べたところミヤマカタバミの様です。
我々は大きな岩の上を上り下りしています。(右2枚目)中央斜めに入っている黒い部分は岩と岩の間隙です。
この岩道を降りると本ルート唯一の展望場所です。登るときには撮らなかった北岳もバッチリ収めました。


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1900m付近
11:12

1603m水場入り口
11:29

水場入口下の下山道
11:45

1344m直進厳禁
12:18
  直角右折
奈良田方面 12:19
1900m付近を11時12分に通過、1603m水場入り口を11時29分に通過、1344m直進厳禁ポイントに12時18分に到着。
この間に足を滑らせ2度ほど尻もちをつきました。疲れが出てきたなと感じました。しかし、1344mポイントまで順調に下って来ました。
登るときに気付かなかった直進厳禁用のトラロープや笹山・奈良田の道標にも気が付きました。何故登るときに気付かっなかったのだろう?



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山の神様
13:00

笹山登山口
13:59

隧道手前を左折
14:09

吊橋から南方の景色
14:22
  吊橋から北方の景色14:22
もう少しで山の神様に到着という地点で突如として足が上がらないようになりました。
なんとか力を振り絞って山の神に到着しました。先に到着していてIAさんを恐らく10分以上は待たせたことだろう。
山の神で10分程度休憩して体調を整えいよよ再出発です。最初のうちはスイスイと下れました。
ところが20分もしないうちに足がまた上がらなくなってしまったのです。以前にもまして思うように足が上がりません。
本当に一歩一歩、力を振り絞って前進していくという感じでした。
笹山登山口入口まで40分程度のところを1時間かかってしまいました。ここではIAさんを20分ほど待たせたことになります。
登山口入口で小休止して最期の行進をして、奈良田湖畔横駐車場になんとか到着する事が出来ました。何ともご粗末な顛末でした。経験不足なのか? 体力不足なのか? 課題は山積み?